しっぽ巻いて退散
4年前に転勤になってからあっという間だった。
会社から壮大なミッションを課せられての転勤だった。
近畿地方に本社のあるSIerでSEをやっているのだが、
中部地方に支店を出したい、と。
中部地方にある大手製造企業に入ってSEをやりながら増員し、
私自身は中部地方にある別の企業に移って、点を中部地方に増やしていく。
ある程度増えたら支店を構える、という青写真。
私はあくまでSEなので、現地現場でのシステム対応が仕事となるが、
背景に上記のような構想があると聞いての転勤だった。
結果、4年の間に増えたのは一人だけ。
次の場所に移るという構想も、結構早い段階で泡と消えていた。
それでも続けてさえいれば、持ち帰り案件が出せるのではないかと
期待をし、引き延ばしてきた。
結局、現場対応(主にトラブル対応とインフラ整備)に明け暮れ、
まともなシステム開発があまりできなかった。
丸3年を過ぎた頃、上司からこれからどうする?と相談があり、
自分から撤退を申し出た。
サラリーマン辞める
撤退を申し出たのは、今後、事業が広がる目がないこともあったが、
自分がサラリーマンを続けることが嫌になってしまった事が大きい。
理由はここに書くとただの愚痴になるので控えるが、
自分のやりたいことをやりたいようにできる仕事がしたいと思った。
もう何年も前から農業に憧れていた。
今しかないと思い、退職を決意した。
しかし、思わぬ落とし穴があった。
引っ越し先がない?
退職したら、地元に帰って農業をしようと考えていた。
農地付きの古民家を購入しようと思っていたので、
一旦実家に帰って、理想の古民家を探そうと思っていたが
まさかの親からのお断りのLINE。
困ってしまったが、どうしようもない。
赴任先にいながらの新居探しは困難を極めた。
救いの神は、移住先の候補の一つだったある自治体から
移住体験住宅を紹介頂けたことだった。
ただし、すぐには入居ができず、前の入居者が退去してからの
内見~契約だったため、かなり時間がかかってしまった。
約1ヶ月を無駄にしてしまったが、しょうがない。
移住体験住宅は最長1年しか借りられない。
だが1年もここにいるつもりは毛頭ない。
すぐにでも出て行くつもりだ。
農地の取得は別のブログでも書いたとおり、非常に困難を極めるが
諦めず頑張るしかない。
やっとスタートラインに立った。
ここから始める。
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