果樹の新規就農研修レポート29

研修レポート29

今週は雪の為、水曜が休みになり、

金曜に予定していたワイン用ぶどうの剪定のバイトも

休みとなってしまいました。

土曜も前夜に降った雪が道路に積もっていましたが

なんとか行くことができました。

目次

研修レポート

就農準備資金説明会

兵庫県農林水産部農業経営課担い手対策班の

職員の方による

「就農準備資金」「経営開始資金」

の交付について説明会がありました。

国が行っている新規就農者への支援なのですが、

対象者が

経営開始時に49才以下の認定新規就農者

に限られています。

これの対象となれれば、年間150万円が

「就農準備資金」と「経営開始資金」

合わせて最長5年間も給付されます。

私は現在51才なので、この給付を受けることは

できません。

しかし、【認定新規就農者】の認定を取っておけば、

それ以外の支援や情報などが得やすくなるので、

【認定新規就農者】の認定は受けておきたかったのですが、

どうもそれにも年齢制限(45才未満)があるとのことで

ダメと言われてしまいました。( ノД`)ナンテコッタイ

ただ、後から調べると神戸市では下記リンク先に、

 2.特定の知識・技能を有する中高年齢者(65歳未満)

の記載がありますので、もし、こうべ果樹の就農学校の研修が

「特定の知識・技能を有する」に該当するなら、

ワンチャンないわけではなさそうに思います。

しかし、研修程度では「特定の知識・技能を有する」人

に該当しない、と判定されるのであれば、

「特定の知識・技能を有する」人で新規就農者って

なにか矛盾しているような気がするのですが・・・。

ししお

農業大学や農業法人で研究職だった人とかかなぁ?

ぶどう(紫玉)の移植

先々週、やり残していたハウスの紫玉を移植しました。

移植先に穴を掘り掘り・・・
掘り出した紫玉を据え付け
移植完了!

ぶどう(キングデラ)剪定

今週からいよいよぶどうの剪定が始まりました。

先週、ワイン用ぶどうの剪定のバイトに行っていたので

やり方は既に会得済み。

ワイン用と生食用では棚の仕立て方が若干違うので

剪定方法も違うかなと思いましたが、同じでした。

ぶどうの剪定は、梨、桃、梅と違い簡単です。

残す枝を2芽剪定し、ホゾを切り落とす
結果母枝に2本ある場合、根元に近い方を2芽剪定し、以外は切り落とす

培養土購入打ち合わせ

「こうべ果樹の就農学校」は2022年7月にスタートし

私が1期生になるのですが、2~3年前にここで研修を受け

既に新規就農している先輩がいらっしゃいます。

この方はぶどうを根域制限で栽培しています。

根域制限

大きな鉢植えや防草シートなどで制限された中に苗木を植え付ける栽培方法。

木を多く植える必要があったり、寿命が短かいなどのデメリットもあるが、

肥料や水をコントロールしやすく、早ければ2年目から収穫できるメリットがある。

根域制限用の大きな鉢植えに入れる土(培養土)を

買う必要があるのですが、びっくりしたのが

これが100万円ほどかかるそうです。

今年追加で注文すると言うことで、

業者との打ち合わせに同席させて貰いました。

土のpHを計算して、土壌改良材の何々を

どれくらい混ぜ込むとか難しい話をされていて、

そんなことまで考える必要があるのかと

とても勉強になりました。

ちなみに、

ぶどうは弱酸性(pH6.0~7.0)の土壌が良いのですが、

カルシウムを補う為に石灰(アルカリ性)を入れており、

それを中和する為にピートモス(酸性)を入れています。

しかし、昨今の物価高の影響でピートモスが値上がりした為、

なんとかピートモスを減らしつつ、弱酸性pH6.0~7.0に

収めるようにできないか?という打ち合わせ内容でした。

肥料の3大要素(窒素、リン、カリウム)はよく聞くのですが

それ以外にも、マグネシウム、カルシウム、硫黄

作物の育成に必要で、これらは多量要素と言われます。

さらに、それ以外にも微量要素と言うものがあり、

亜鉛、ホウ素、マンガン、鉄、胴、モリブデン

が必要とのことです。

ししお

勉強になるなぁ

所感

今週は寒波の影響で大雪となり、2日も休みとなりました。

水曜と金曜は、朝から雪予報だったのであらかじめ

休みの連絡がありましたが、

土曜はくもり予報だったので油断していました。

朝起きたらなんと!ギャ────∑(゚Д゚; )────ァァッ!!

銀世界やないか~~!!

スタッドレスタイヤにしておいて本当に良かった。

こんなん、ノーマルタイヤでは絶対に無理。

今年の冬が異常なのか?

いよいよ終末がきたのか?

来週もぶどうの剪定です。

研修レポート29

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