果樹の新規就農研修レポート42

先週(←ゴールデンウィークだったので2日しか行ってない)

と今週の「こうべ果樹の就農学校」の研修をレポートします。

目次

研修レポート

イチジク灌水装置の設置

以前、イチジクの苗をポットに養生したのですが、

ハウスに設置しているため、自動で灌水できるように

電磁弁を使った自動灌水設備を設置しました。

電磁弁からマカロニホースでポット毎に灌水
スプレーペンで一気に灌水する

桃の荒摘果

以前、桃の蕾や花を取り除く「摘蕾・摘花」をしましたが

それでもたくさんの実が付いています。

今回は「摘果」で小さな桃の実を取り除いていきいます。

1箇所から2つ3つ付いている場合は1つにし、

上向きの実や枝の付け根の実は落とします。

←摘果前 摘果後→

縫合線が左右対称の双杯果は取り除きます。

縫合線とは、桃の割れ目のことで、

双杯実とは、種が2つに割れている実のことです。

縫合線が左右対称の実は双杯実で、

おいしい実にはなりません。

双杯実の断面。種が2つに割れている。

ぶどう芽かき

ハウスぶどう(紫玉、シャインマスカット)の芽かきをしました。

芽かきとは、1つの結果母子から新しく出た芽を

1つだけ残して、それ以外の芽を取り除く作業です。

主枝に近い方の芽を優先して残します。

これは結果母子が長くなるのを防ぐ為です。

←芽かき前 芽かき後→

ぶどう防除

ハウスぶどう(紫玉、シャインマスカット)の防除をしました。

殺虫剤(アドマイヤー)、殺菌剤(ジマンダイセン)、

葉面散布肥料(アミノメリット青)に展着剤(グラミンS)

を入れて動力噴霧機を使って散布します。

動力噴霧機
ぶどう防除

梨の荒摘果

梨の荒摘果をしました。

何回か摘果を重ねていくのですが、まずは荒摘果で

たくさん付きすぎている実を絞っていきます。

1箇所から5,6個の実が付いているので1つだけ残して以外は落とす

困ったことに赤星病と黒星病が大量に発生していました。

翌日、予定を早めて防除しました。

赤星病
黒星病

黒星病が出た実はすべて取り除きます。

摘果後

ぶどう摘房・整房・誘引

ぶどう(紫玉、キングデラ、ブラックビート)の

摘房・整房をしました。

摘房は1つの結果枝に1つの房を残して以外は切り落とすこと、

整房は最終的なぶどうの形にするために

先っちょの2.5cm~3cmを残して根元の方の粒を

落としてしまうことです。

←整房前 整房後→

結果枝が誘引線に届くくらい伸びた枝は

誘引線にテープナーで誘引するのですが、

これが非常に繊細で、細心の注意を払って

捻枝するのですが、いとも簡単に根元から折れてしまいます。

こうなると今年の実が採れない事はもちろん

最悪、来年以降もその結果母子から枝が生えて

こなくなる可能性があります。

何本も折ってしまいました。。。(´・ω・`)

イチジク芽かき

月1回あるJA主催のイチジク研修会に参加しました。

今回は芽かきでした。

芽かきはぶどうで経験していたのとほぼ大差ありませんでした。

いちじくの芽かき

所感

暖かくなってきて、果樹の忙しい季節になりました。

摘花、芽かき、摘果、摘房、整房、捻枝誘引、防除などなど、

果樹栽培らしい研修が続いています。

一方、卒業の日も刻一刻近づいてきています。

あと2ヶ月弱でひとり立ちしなければいけません。

自信ありません。。。

ししお

どうしよう?

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