近年流行りのFIRE(Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア))。
理想の生き方と信じ追いかけた男の辿る道とは。
染みついた社畜根性
2022年3月31日の最終出勤日以降、仕事をしなくなって1ヶ月が経った。
引越し先がなかなか決まらず、赴任先から移動できなかったせいもあるが、
この1ヶ月間、何もできていない。
ブログの立ち上げ、LINEスタンプの販売、移住先の内見、農地取得の相談
などなど、動いてはいるがどれもまだ成果が出ていない。
焦る。
まだ、たった1ヶ月なのに、なぜか気持ちが焦る。
「仕事をしていない」という状況がなんとも言えず居心地が悪い。
30年働いた。
この30年という長い時間の中で、私の体に染みついているのであろう。
働いていないという罪悪感。
こんなにもウキウキわくわくしないゴールデンウィークは初めてだ。
毎年何かしていたわけではない、むしろ「今年も何もせずに終わってしまった」
と後悔してばかりだったが、ゴールデンウィークの前の週などは心躍っていた。
それは毎日働いていたからだ。毎日働くからこそ休日が嬉しいし、
たまにある長期連休が待ち遠しくてたまらないのである。
夢見たFIRE
会社員だった頃は、いつかFIREしたいと思っていたが、
たった1ヶ月でこの不安である。
今FIREできるだけの資産は当然無いが、数年くらいなら失業保険と蓄えで
食べてはいける。
しかし、誤算だった。
自分がこんなにも「働かない自分」に耐性がないとは。。。
資産よりも、自分のココロの問題で自分にはFIREが向いていないとわかった。
目指すべきはサブFIREくらいがちょうど良いのかも?(それも無理か?)
周りの人への感謝
地元に帰ってきて、数少ない友人たちと久しぶり会った。
みんな、「そんなに焦らなくてもいい。大丈夫。」と、とても優しい。
「こういう事してみたら?」と具体的なアドバイスもくれる。
不安を抱えメンタルが不安定になっている私にとっては心底救われる。
改めて、友人に恵まれているなぁ、と実感する。
友人だけではない。
農地取得ができず、もがき苦しむ私に手を貸してくれる方もいる。
役場の職員さん、不動産屋さん、農会長さん、県の農業改良普及センターの職員さん、
みんな、よそ者で赤の他人である私に惜しまず力を貸してくれる。
この先どういう道を辿ることになるかわからないが、
脱サラし新規就農を希望されている方がいて、
私と同じように暗中模索される事があったときに
このブログが暗闇を照らす行灯となれるよう、
事の顛末を書き残しておこうと思う。
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