前回、バックホーが泥濘にハマって脱出できなくなって以来
農地ではなく「沼」とイジられています。(T_T)
あの後、バックホーには乗っていません。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/shishio2-1.png)
とても怖くて乗れない
たくさんの方から
「あの農地で果樹は無理や」
「もっとマシな農地あるから探しな」
とのありがたい助言を頂いておりますが、
打つ手がある限りはやってみようと思います。
開拓記
斜面の笹刈りの続き
自分が借りる農地に直接は関係ないのですが、
請け負った以上、放り出すわけにはいきません。
過酷ですが笹刈りの続きをしました。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/a565eff4102f6da9c0f7d78f676f13a8-4.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/a565eff4102f6da9c0f7d78f676f13a8-4.jpg)
今回は助っ人が来て下さり、トータル4名での
作業だったので、気分的にも楽でしたが、
斜面の笹はやはり強敵です。
(くずやイバラが巻付き切っても倒れない)
トータル3日かかりましたが、なんとかかんとか
やり遂げました。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6043_1-1280x420.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6043_1-1280x420.jpg)
ちなみに前回、作業途中で刈払機が止まってしまって
その後もエンジンがかからなくなったので、
メーカーに送り返して調査してもらった結果、
2ストオイルが薄すぎたことによるエンジンの焼き付き
が原因で、この場合、保証対象外となり、
20,800円の修理費を請求されました。Σ(ll゚Д゚ll)ガーン
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/shishio2-1.png)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/shishio2-1.png)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/shishio2-1.png)
2ストオイルを買ったつもりが混合燃料だった。我ながらアホすぎる。
排水対策 暗渠の勾配をつける
前回、バックホーで暗渠を掘りましたが、
硬盤層が固すぎてバックホーではそれ以上
掘れなかったので、アースオーガで穴を空けようと
しましたが、それもダメでした。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/a565eff4102f6da9c0f7d78f676f13a8-4.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/a565eff4102f6da9c0f7d78f676f13a8-4.jpg)
笹藪刈りで長い間放置していたら、水を抜くはずの
暗渠が池になっていました。(゜Д゜)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6044_1-1280x1707.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6044_1-1280x1707.jpg)
勾配をつけて川に落としたいのですが、
硬盤層がコンクリートのように固く、
どうしようもありません。
それでも、備中鍬でコツコツ叩いていたら、
なんと!硬盤層が割れました!
備中鍬では壊れそうなので、急いでツルハシを買いに走り、
ツルハシでガンガン叩いて、硬盤層を割り、
勾配をつけていきました。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/cdbe5d2c6a3123ebb363dcdb2d59e346.png)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/cdbe5d2c6a3123ebb363dcdb2d59e346.png)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6051_1-1280x1707.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6051_1-1280x1707.jpg)
硬盤層を砕いてみて、なるほど、これでは水が染み込む
訳がないことが分かります。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6052_1-1280x960.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6052_1-1280x960.jpg)
硬盤層の下は荒い砂利のような土質でしたので、
勾配で流れると同時に、地下にも水が染み込めるようになり
延べ2日かけて池だった暗渠の水が抜けるようになりました。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6057_1-1280x960.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6057_1-1280x960.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6182_1-1280x960.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_6182_1-1280x960.jpg)
水溜まりに縦穴を掘る
暗渠のすぐ横、入口近辺は雨がどこにも抜けず、
水溜まりになっています。
明渠を掘って抜きたいところですが、入口だし
流せる溝もないので、20~30cmくらいの縦穴を
いくつか掘って地下に染み込まないか、試してみます。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/fb7c97785d9e5bf7046b14f685655d65-1280x641.png)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/fb7c97785d9e5bf7046b14f685655d65-1280x641.png)
実験結果はこちら ↓
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f-22.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f-22.jpg)
今後の課題
暗渠と明渠に勾配をつける
暗渠1本はなんとか水が捌けるようになりましたが、
もう1本、暗渠を掘っていますので、そちらも同様に
勾配をつけて排水できるようにしないといけません。
あと、明渠にも水が溜まっているので、こちらも
同様の排水対策が必要です。
東播用水の水漏れ対策
東播用水からチョロチョロと水が漏れています。
これのせいで入口近辺に常に水が溜まっています。
修理を依頼するしかないと思いますが
明渠で圃場外に逃がすようにしようと思います。
ただ、明渠が入口を横切ることになるので、
排水パイプを地下に埋めるなど、工夫が必要です。
周囲の竹伐採
圃場の周囲が高さ20~30mくらいの竹で覆われているため、
日当たりが悪く、今の時期で14時半頃から陰ってきます。
周囲の竹を全て伐採する必要があります。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_5733_1-1280x960.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_5733_1-1280x960.jpg)
土壌改良
水捌けがよくなったとしても、粘土質の土質を
なんとかしないと、果樹は植えられません。
5月になったら、緑肥を撒こうと思います。
セスバニア(田助)を4Kg購入しました。
7月か8月頃に牛糞堆肥と混ぜて鋤き混む予定です。
これに籾殻と竹炭を加えられればベストなのですが、
竹炭はまだしも、籾殻を用意するのは難しそうです。
挿木と接木
「こうべ果樹の就農学校」でも習ったぶどうの
接木と挿木を自宅のベランダで試験しています。
接木の方は、まだ何も変化ありませんが、
挿木の方は芽が吹いてきました。
この調子で根も出てくれれば良いのですが。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/ceaeb752cbaf6404551525bda1c89878-1280x481.png)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/ceaeb752cbaf6404551525bda1c89878-1280x481.png)
所感
ありがたいことに本当にたくさんの方々が
心配して下さり、アドバイスして頂けたり、
実際に手伝いに来て下さったりしています。
感謝感謝です。
色々、問題を抱えた農地ではありますが、
一人ではない、頼れる方がたくさんいるので
なんとか頑張れています。
まずは今年の秋、若しくは来年春に苗木を植える事を
目標にひた走って行こうと思います。
コメント