耕作放棄地開拓記3

ゴールデンウィーク中は「こうべ果樹の就農学校」を

お休みして、耕作放棄地の開拓に専念しました。

重機がない中、人力だけでの勝負となり、

改めて体力のなさを痛感しています。(T_T)

目次

開拓記

排水対策 暗渠に勾配をつける(やり直し)

前回の記事で、暗渠の底の硬盤層を割って

勾配をつけることにより水が流れ出すようになった!

と報告しておりましたが・・・・

残念。。。

水が流れも抜けもせず、溜まっていました。(T_T)

じゃーん!!水がたっぷりーー!!
ししお

なんでじゃー?!

ということで、やり直し。

また、暗渠の底をガリガリ削って、勾配をつけいていきます。

動画の水が溜まっている手前側(毛虫)に注目すれば徐々に水が抜けているのがわかる

この作業はまだまだ続きます。

いつ終わるのやら・・・

圃場入口を横断する明渠を埋め戻す

川に面する以外の3辺に明渠を掘って、

外からの水の流入を防ごうとしているのですが、

入口にも掘ってしまっているため、外から圃場に

重機や一輪車などが入って来られません。

入口を横断している明渠

暗渠の溝を掘り終えたら、砕石を敷いてその上に

暗渠パイプを埋める予定なので、

砕石を下ろす場所を確保しておく必要があります。

せっかく掘った明渠を、そのまま埋め戻すのは

忍びないので、塩ビパイプを埋め込み、地下で

水が流れるようにしました。(これを明渠と言うのかはさておき)

塩ビパイプの長さが足りない・・・

あらかじめ塩ビパイプ径50mmの長さ2m×3本を

用意していたのですが長さが足りず、急遽もう1本買いに走りました。

ついでに水糸と水平器を購入し、埋める前に塩ビパイプの

勾配がついているか確認します。

見様見真似で水糸を張って水平器で勾配チェックしているが超テキトー
水糸に沿うように塩ビパイプを配置する

あとは、埋め戻していくだけなのですが、

いかんせん、土ではなく粘土なので、

塊になってほぐれてくれないわ、重いわで

遅々として作業が進みません。

これだけ埋め戻した所でこの日は体力の限界

バックホーで掘った溝を人力で埋め戻そうとする事自体

無謀のような気もしますが、仕方ありません。

Day1
Day2
翌日残りを埋めた。土が大きな石のような塊なのがわかる
ししお

こんなん人力でやるもんではない

塩ビパイプの入口と出口を石積み風にして

ちょっと格好つけてみました。

←出水口 入水口→
手前の東播用水の取水口から漏れ出た水が塩ビパイプを通って排水口に流れ出るはず・・・

堆肥と竹炭で土壌改良(実験)

カチカチの粘土質の土なので、土壌改良が必須となります。

緑肥(セスバニア田助)を使う予定をしていますが、

その前に、圃場の一角に牛糞堆肥と竹炭を鋤き混んで

どうなるのか、実験してみようと思います。

この一角に牛糞堆肥と竹炭を鋤き混んでみる
竹炭は元々この圃場にあったものを使う
堆肥はいつものこの方々にお世話になった
堆肥と竹炭を備中鍬1本で鋤き混む

これでどれほど土が軟らかくなるのか、実験してみます。

以前、圃場の隅に牛糞堆肥を撒いただけだったので、

ベチョベチョになってる上にコバエが湧いて

汚いことになっていたので、ここも鍬一本で鋤き混みました。

明渠の出口も勾配がついていなかったので

ここも勾配をつけ外に水が流れるように改善しました。

備中鍬1本人力で鋤き混む信念の人

葛との死闘

圃場のあちらこちらに葛が這っています。

放っておくとどんどん勢力を拡大していく

やっかいな連中です。

笹、竹、葛、こいつらは本っ当にやっかいです。

引っ張っても抜けない、切れない、掘り起こして

撤去する以外、駆除の方法がありません。

こんな細い葛でも抜けないし、切れない

意地になって葛と格闘すること小一時間、

ボスのような大物を引っこ抜いてやりました!

氷山の一角に過ぎないこれ1本抜くのに小一時間を要した

至る所にあるこの葛。

今後の課題の一つです。

除草剤と草刈り

緑肥を撒く前に、圃場の草を一度叩いておいた方が良い

と、果樹の学校の講師の方からアドバイスいただき、

除草剤(ラウンドアップ)を散布しました。

葉にかけると根から枯れるという優れものです。

根まで枯らすので斜面には使えないため、

斜面は刈払機で草刈りしました。

前に刈ってからまだ2ヶ月弱しか経っていませんが

早めに刈った方が楽なので、やりましたが、

これからずっとこれが続くのかと思うとうんざりです。

なにか良い方法を考えたいです。

感謝

先週土曜にはネクストファーマー制度で毎週土曜に

研修を受けている方がお手伝いに来て下さいました。

一人で作業するのと違い、心身ともに励まされました。

本当にありがとうございました。

その成果がこれ ↓

暗渠にT字に繋がる横溝

これのおかげで入口まわりのベチョベチョが

改善されたような気がします。

所感

ゴールデンウィークの3日~5日の3日間、

集中して作業を進められたのですが、

正直、進んでいるのかどうか、手応えがありません。

近々やらなければいけないことは山積しています。

  • 暗渠2本の勾配をつける
  • 明渠の勾配をつける
  • 暗渠に砕石を敷き、暗渠排水パイプを埋める
  • 耕して緑肥(セスバニア田助)の種を撒く

上記を今月中に終わらせる必要があります。

特に緑肥の種まきは必須です。

ししお

できるのか?

前回の試験(縦穴で水が抜けるか)結果

前回掘った縦穴は、水が溜まったまま抜けませんでした。

溢れんばかりなみなみと溜まった縦穴の水

一方、暗渠の層をよく観察してみると、

乾いた層と湿っている層があります。

乾いた層と湿ったままの層

湿った層から染み出た水が暗渠を通って、

外に流れ出てくれれば良いのですが、

すぐ横に掘った縦穴の水面は

明からに暗渠よりも高い位置にあります。

縦穴と暗渠の位置

これは今回掘った縦穴の場所からは暗渠に通じていない

という事なのでしょうか?

ということは、暗渠を掘っても圃場全体の地下水位は

改善しないのか?

もっと暗渠の間隔を狭めて何本も掘る必要があるのか?

わかりません。。。

さて、どうする??

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