ゴールデンウィークの後、週1回のペースでしか
作業できていないので、開拓が遅々として進みません。
開拓記
暗渠に傾斜をつける
暗渠の溝を掘ったのですが、傾斜がついていないので
暗渠の中に水が溜まり、雨が降ると人工池のように
なってしまいます。
圃場の外に雨水が流れ出るように、傾斜をつけます。
前回から引き続き、ツルハシで固い硬盤を破壊して
ジョウレンで土を掬い上げる作業をただひたすら繰り返します。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f-22.jpg)
暗渠は2本掘っていて、2本とも水が溜まっていましたが
だいぶ改善しました。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230527_002211237_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230603_043847790_1-1280x2276.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230603_044011977_1-1280x2276.jpg)
避難指示が出るほどの大雨が降った翌日の暗渠の様子がこちら。
↓
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230602_231836799_1-1280x720.jpg)
暗渠の側面から水が染み出ていて、排水ができてそうです。
埋め戻したときにどうなるのか、心配もありますが。。。
明渠の排水
圃場の周囲3辺に明渠を掘っていますが、
2辺は雨の翌日でも水が全く溜まりません。
排水がキチンとされているという訳でもなさそうで、
そもそもこの2辺には水が来ていないと思われます。
圃場の一番奥は常に水が溜まっている状況なので
ここの排水を改善します。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230520_000948655_1-1280x2276.jpg)
上の写真の奥に流すように掘っているのですが、
ここもうまく勾配がつけられず、手前に溜まってしまいます。
幸い左側も川になっていますので、左に溝を掘って
圃場の外に排水します。
掘っていくと、外に繋がる塩ビパイプが出てきました!
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230520_040542776_1-1280x720.jpg)
元々、排水用に塩ビパイプを埋設していたと思われますが
完全に埋没してしまっていたようです。
このパイプの位置から察するに、新たに掘った明渠は内側に
入りすぎていることが分かります。
本来はこの塩ビパイプの端に合わせて明渠を掘るべきでした。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/266868a582046e2d791de3a481a05ffa.png)
しかもこのパイプの位置が高く、新しく掘った明渠の方が
深いのでパイプを通して排水されません。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230520_040421400_1-1280x2276.jpg)
深くなりすぎていた明渠を少し埋め戻して、
元からあった塩ビパイプから排水できるようにしました。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230520_053721095_1-1280x720.jpg)
圃場の中にはまだ水溜まりが残る箇所があります。
明渠に繋がる溝を掘って、強制的に排水します。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230520_053738055_1-1280x720.jpg)
最近、大雨が降ることがたびたびありましたが、
雨が降った翌日でも圃場内に水溜まりができなくなるまでに
改善しました!
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230526_040120326_1-1280x720.jpg)
除草剤散布
現在、手をつけられていない細長い方の圃場に
除草剤(ラウンドアップ)を散布しました。
前回の散布が薄めすぎたのか、効きが悪かったので
今回は濃いめ(水10ℓに400ml)で散布しました。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/ce366d0205b4a97f4588a4bf960a951d-1280x633.png)
緑肥播種
排水対策が一段落したので、
次は緑肥(セスバニア田助)の種を撒くために耕します。
耕耘機があれば早いのですが、そんな物はありません。
もしあったとしても、恐らく耕耘機では爪が噛まない
くらいの状態の粘土です。
幸い、バックホーを借りることができましたので、
バックホーで表土をカキカキして耕していきます。
バックホーでも表土の10cm~20cmくらいしか削れません。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230526_053207409_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230527_013251657_1-1280x720.jpg)
想像以上に粘土がひどく、そのまま陶器が焼けるくらい
練りに練ったネッバネバの粘土です。
バケットに粘土がへばりついて、一掻きごとに
剣スコや鉄杭などでバケットの粘土をこそぎ落とさねばならず
それに加えて葛がバケットに絡みついてきますので、
バケットの粘土を落とすのにも非常に手間と力がいります。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230603_001526775_1-1280x720.jpg)
多分このせいで右腕を痛めてしましました。
元々体力も力もないのに利き腕まで痛めてしまい
力仕事が困難な状況になってしまいました。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/shishio2-1.png)
右腕一本では痛くて鍬も持ち上げられへん(T_T)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230527_030128219_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230527_030128219_1-1280x720.jpg)
土が腐っているのか、掘っているとヘドロ臭のような
酷い臭いがします。
バックホーで掻いただけでは、粘土の塊でデコボコした
状態になるので、レーキを使って土をほぐしながら平らに
ならしていきますが、これが一筋縄ではいきません。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230527_081034779_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230527_081034779_1-1280x720.jpg)
丸1日やっても全体の1/3しか進みませんでした。
延べ3日(3週間)かけて、圃場全体を耕しました。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230603_023202254_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230603_023202254_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230603_085237808_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230603_085237808_1-1280x720.jpg)
前から欲しかった籾殻を貰える場所を見つけたので
フレコンいっぱいに貰ってきました。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230610_001140180_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230610_001140180_1-1280x720.jpg)
前に圃場の一角に堆肥と竹炭を入れて鋤き混みした場所に
籾殻も投入して、土壌改良になるか実験してみます。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f-22.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f-22.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230610_045452124_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230610_045452124_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230610_045202228_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230610_045202228_1-1280x720.jpg)
いよいよ、セスバニア田助の種を撒きます。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_5937_1-1280x960.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/IMG_5937_1-1280x960.jpg)
購入した種に「まめぞう」という根粒菌が付属していたので、
種にまぶしてから撒きます。
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230610_034551608_1-1280x720.jpg)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/PXL_20230610_034551608_1-1280x720.jpg)
説明書には種を撒いた後、覆土しなさいと書かれていたのですが
1/3の半分(1/6)ほどやったところで体力の限界を迎え
あえなく撃沈。_(:3 」∠)チーン
もう覆土は諦めました。多分、大丈夫でしょう。。。
7月から8月頃になると思いますが、
背丈1.5m~2mくらいになったら鋤き混みします。
所感
なんとか緑肥の播種を終え、圃場もだいぶ畑らしくなってきました。
5月中に緑肥を撒くつもりでおりましたが、
想定以上に時間がかかってしまいました。
体力がないのは自覚していましたが、
こんなにも無かったのかと、愕然としています。
元々フィジカルは強い方ではないのですが、
1日作業するとツルハシはもちろん、ジョウレンですら
持ち上げるのもツラくなるほど疲れます。
おまけに利き腕の右腕を痛めてしまい、テープナーすら
痛くてガッチャンできない状態となっています。(T_T)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/shishio2-1.png)
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今の握力10Kgもないかも?
明渠は3辺のうち2辺は意味が無く、
残りの1辺もだいぶ内側に掘ってしまっているので
改善が必要です。
意味ない2辺は埋め戻し、内側に入りすぎた1辺も
明渠ではなく暗渠にして少しでも圃場面積を確保
しようかと思います。
今後の課題
緑肥の種を撒きましたので、当面の間は圃場を
こねくり回すのは控えます。
今後やることは以下の通り。
- 斜面の草刈り
- 竹や葛の焼却
- 川に面した南側、西側の竹林伐採
- 暗渠に砕石、暗渠パイプを埋設
- 細長い方の圃場の排水対策(←こっちはさらに酷くバックホーが入れない)
これまで見て見ぬふりしてきた、バックホーを泥濘にハメてしまった方の
圃場についても、なんとかしないといけないのですが・・・。
今のところ打つ手なし。
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![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/shishio2-1.png)
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/shishio2-1.png)
どうすれば・・・
![](https://mt-book.com/wp-content/uploads/7aaaf3b9a416fe41584df2adcccdc21f.png)
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