耕作放棄地開拓記4

ゴールデンウィークの後、週1回のペースでしか

作業できていないので、開拓が遅々として進みません。

目次

開拓記

暗渠に傾斜をつける

暗渠の溝を掘ったのですが、傾斜がついていないので

暗渠の中に水が溜まり、雨が降ると人工池のように

なってしまいます。

圃場の外に雨水が流れ出るように、傾斜をつけます。

前回から引き続き、ツルハシで固い硬盤を破壊して

ジョウレンで土を掬い上げる作業をただひたすら繰り返します。

暗渠は2本掘っていて、2本とも水が溜まっていましたが

だいぶ改善しました。

暗渠1 傾斜をつけてだいぶ改善した
暗渠2 コツコツ掘り進めて深い所では1m超えに!(゜_゜;)
暗渠2 浅い所でも60cmを超えた!

避難指示が出るほどの大雨が降った翌日の暗渠の様子がこちら。

暗渠の壁から染み出る水

暗渠の側面から水が染み出ていて、排水ができてそうです。

埋め戻したときにどうなるのか、心配もありますが。。。

明渠の排水

圃場の周囲3辺に明渠を掘っていますが、

2辺は雨の翌日でも水が全く溜まりません。

排水がキチンとされているという訳でもなさそうで、

そもそもこの2辺には水が来ていないと思われます。

圃場の一番奥は常に水が溜まっている状況なので

ここの排水を改善します。

奥に流れずに水が溜まっている

上の写真の奥に流すように掘っているのですが、

ここもうまく勾配がつけられず、手前に溜まってしまいます。

幸い左側も川になっていますので、左に溝を掘って

圃場の外に排水します。

掘っていくと、外に繋がる塩ビパイプが出てきました!

塩ビパイプが出てきた!

元々、排水用に塩ビパイプを埋設していたと思われますが

完全に埋没してしまっていたようです。

このパイプの位置から察するに、新たに掘った明渠は内側に

入りすぎていることが分かります。

本来はこの塩ビパイプの端に合わせて明渠を掘るべきでした。

内側に入りすぎた明渠

しかもこのパイプの位置が高く、新しく掘った明渠の方が

深いのでパイプを通して排水されません。

せっかくあるパイプを有効に使いたいが流れない・・・

深くなりすぎていた明渠を少し埋め戻して、

元からあった塩ビパイプから排水できるようにしました。

掘りすぎた明渠を少し埋め戻した

圃場の中にはまだ水溜まりが残る箇所があります。

明渠に繋がる溝を掘って、強制的に排水します。

圃場に溜まった水を強制的に排水する溝を掘る

最近、大雨が降ることがたびたびありましたが、

雨が降った翌日でも圃場内に水溜まりができなくなるまでに

改善しました!

警報が出るほどの大雨の翌日でも圃場内に水溜まりなし!

除草剤散布

現在、手をつけられていない細長い方の圃場に

除草剤(ラウンドアップ)を散布しました。

前回の散布が薄めすぎたのか、効きが悪かったので

今回は濃いめ(水10ℓに400ml)で散布しました。

2週間後。だいぶ枯れたがそれでも効いていない箇所がある

緑肥播種

排水対策が一段落したので、

次は緑肥(セスバニア田助)の種を撒くために耕します。

耕耘機があれば早いのですが、そんな物はありません。

もしあったとしても、恐らく耕耘機では爪が噛まない

くらいの状態の粘土です。

幸い、バックホーを借りることができましたので、

バックホーで表土をカキカキして耕していきます。

バックホーでも表土の10cm~20cmくらいしか削れません。

バックホーで表土をカキカキして種がまけるように耕す
酷い粘土なので岩のような塊でボコっとめくれるという感じ

想像以上に粘土がひどく、そのまま陶器が焼けるくらい

練りに練ったネッバネバの粘土です。

バケットに粘土がへばりついて、一掻きごとに

剣スコや鉄杭などでバケットの粘土をこそぎ落とさねばならず

それに加えて葛がバケットに絡みついてきますので、

バケットの粘土を落とすのにも非常に手間と力がいります。

振るってもバケットの粘土が落ちてこない

多分このせいで右腕を痛めてしましました。

元々体力も力もないのに利き腕まで痛めてしまい

力仕事が困難な状況になってしまいました。

ししお

右腕一本では痛くて鍬も持ち上げられへん(T_T)

土が腐っているのか、掘っているとヘドロ臭のような

酷い臭いがします。

バックホーで掻いただけでは、粘土の塊でデコボコした

状態になるので、レーキを使って土をほぐしながら平らに

ならしていきますが、これが一筋縄ではいきません。

左が耕した後

丸1日やっても全体の1/3しか進みませんでした。

延べ3日(3週間)かけて、圃場全体を耕しました。

バックホーで掻いただけだと粘土の塊がボコボコなので、この後レーキでならす(暗渠の左側はならした後)
2日目、日没まで耕し続けてなんとか2/3が完了

前から欲しかった籾殻を貰える場所を見つけたので

フレコンいっぱいに貰ってきました。

荷台に直接載せて運びたいが、軽トラにダンプ機能がないので仕方なくフレコンで少しずつ

前に圃場の一角に堆肥と竹炭を入れて鋤き混みした場所に

籾殻も投入して、土壌改良になるか実験してみます。

籾殻を撒いて、備中鍬で鋤き混む
ついに最後の1/3も耕し終えた

いよいよ、セスバニア田助の種を撒きます。

購入した種に「まめぞう」という根粒菌が付属していたので、

種にまぶしてから撒きます。

種に根粒菌をまぶしてから圃場に撒く

説明書には種を撒いた後、覆土しなさいと書かれていたのですが

1/3の半分(1/6)ほどやったところで体力の限界を迎え

あえなく撃沈。_(:3 」∠)チーン

もう覆土は諦めました。多分、大丈夫でしょう。。。

7月から8月頃になると思いますが、

背丈1.5m~2mくらいになったら鋤き混みします。

動かすとキーキー異音がしていたのでグリスを注入
緑肥播種

所感

なんとか緑肥の播種を終え、圃場もだいぶ畑らしくなってきました。

5月中に緑肥を撒くつもりでおりましたが、

想定以上に時間がかかってしまいました。

体力がないのは自覚していましたが、

こんなにも無かったのかと、愕然としています。

元々フィジカルは強い方ではないのですが、

1日作業するとツルハシはもちろん、ジョウレンですら

持ち上げるのもツラくなるほど疲れます。

おまけに利き腕の右腕を痛めてしまい、テープナーすら

痛くてガッチャンできない状態となっています。(T_T)

ししお

今の握力10Kgもないかも?

明渠は3辺のうち2辺は意味が無く、

残りの1辺もだいぶ内側に掘ってしまっているので

改善が必要です。

意味ない2辺は埋め戻し、内側に入りすぎた1辺も

明渠ではなく暗渠にして少しでも圃場面積を確保

しようかと思います。

今後の課題

緑肥の種を撒きましたので、当面の間は圃場を

こねくり回すのは控えます。

今後やることは以下の通り。

  • 斜面の草刈り
  • 竹や葛の焼却
  • 川に面した南側、西側の竹林伐採
  • 暗渠に砕石、暗渠パイプを埋設
  • 細長い方の圃場の排水対策(←こっちはさらに酷くバックホーが入れない)

これまで見て見ぬふりしてきた、バックホーを泥濘にハメてしまった方の

圃場についても、なんとかしないといけないのですが・・・。

今のところ打つ手なし。

ししお

どうすれば・・・

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