今週は日曜~月曜は教習所、火曜~金曜は果樹の研修、
土曜は農村サポーター(野菜研修)と休みなしの忙しい一週間でした。
研修レポート
梨の誘引紐撤去と枯れ枝の切り落とし
梨は枝が上に伸びると実がならないので、
枝を棚に這わすように誘引紐で縛って寝かせています。
冬の剪定前に誘引紐を全て撤去します。
木が古いこともあってか、病気にかかった木や主枝が枯れた木があります。
枯れた主枝はのこぎりで切り落としていきます。
紐を切って撤去するだけの作業なのですが、10人ほどで丸2日かけても
梨園の半分が終わっただけで、もう半分は来週に持ち越しになりました。
紐を結ぶ方が時間がかかるはずなので、次に誘引するときは
どれほどの工数がかかるのか、今から戦々恐々です。
梨園の堆肥撒き
前にもやった作業ですがマニアスプレッダーという重機を
使って梨園に堆肥を撒きました。
先週から堆肥を撒き続けており、物凄い量の堆肥を撒いています。
自分の圃場を持ったとき、これほど堆肥をどう用意するのか、
そしてそれをどうやって撒くのか、全くビジョンが見えません。
ぶどう、梨、りんご 支柱の引き下げ線(ネックロック)の修理
ぶどう、梨、りんご園には、棚が組んであります。
棚が枝や果実の重みで倒れないように、支柱は
引き下げ線(ネックロック)で地中のアンカーに固定されています。
この引き下げ線は鋼線で非常に硬いのですが、
草刈り機等で誤って切ってしまったり、錆による腐食で
切れてしまうことがあります。
切れてしまった引き下げ線を修理・交換しました。
下の方で切れてしまった引き下げ線は、
巻付きグリップで繋ぎ直します。
まずは引き下げ線とアンカーを張線器で繋ぎます。
切れた引き下げ線とアンカーを張線器で繋いだら、
隣の支柱と角度が合うように張線器を巻き上げます。
修理後、張線器を緩めると少し起き上がるので、
隣の支柱より少しだけ倒しておく必要があります。
物凄い力で巻き上げてるので支柱がギシギシいうし
張線器の上下は挟んでいるだけなので、巻き上げは
すごく怖い。
バチーンとなりそうで凄く怖い
支柱の角度が揃ったら、巻付きグリップをアンカーに通し、
切れた引き下げ線に巻き付けていきます。
この巻付きグリップの内側(引き下げ線と擦れる側)には、
ガラスの粉が塗してあり、これが滑り止めになっている
らしいのですが、よくこれですっぽ抜けないものだと
感心します。(引き下げ線と巻付きグリップは摩擦でのみ
くっついている状態)
巻付きグリップを引き下げ線に巻き付けたら、
張線器を緩めて外します。
引き下げ線の下の方で切れてしまった場合は、
上述の通り巻付きグリップで補修できますが、
腐食などにより支柱と繋いでいる部分(上の方)が切れた場合
引き下げ線(ネックロック)自体を交換する必要があります。
輪っかの部分を支柱の先端に引っかけて
アンカーを通して折り曲げ、本線に巻き付けます。
こちらはアンカーで折り曲げて、本線に巻き付けているだけ
で固定しています。
よくこれで滑らんなぁ~
ちなみにアンカーの正体はこれ ↓
まずはカブトアンカー本体を扇形の部分を下にして地中に打ち込みます。
次に下の部品を本体に差し込んで地中に打ち込んでいくと、
地中で扇形の部分と当たると左右に羽根が開いて
抜けなくなる、という仕組み。
カブトアンカーを打ち込む専用の道具がこれ ↓
下の棒をカブトアンカーに乗せて、上側の棒をガンガン叩くと
下の棒ごとカブトアンカーが地中に埋まっていく仕組みらしい。
当然ですがこの棒はとても重いです。
農村サポーター(野菜研修)
月に1回、神戸ワイナリーで野菜の研修があり、
土曜日はこちらに参加しました。
9月の頭に植えた白菜とキャベツを収穫、ラッピングしました。
たった2ヶ月でこんなにも大きくなるとは・・・
桃でもぶどうでも植えてから3年も収穫できないというのに。
やっぱりやるべきなのは果樹より野菜なのか???(-_-)
小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転特別教育
先週の日曜から月曜にかけて
「小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転特別教育」
を受講してきました。
1日目は学科で8:25~17:05まで丸1日みっちり講義を受けます。
2日目は実技で8:25~15:55まであるのですが、
私の参加した日は20名が受講に来ており、
2班に分けて実技講習を受けるのですが、
それでも10名で1台での実習なので、ほぼ待ち時間でした。
とくに試験や検定と言ったものはなく、受講さえすれば
修了証を発行して貰えます。
これで晴れて
「機体質量3トン未満の車両系建設機械(整地等)の運転業務」
つまりは、バックホー、ホイールローダーを使っての作業が
ができるようになりました。
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