果樹の新規就農研修レポート21

研修レポート21

今週の研修レポートです。

今週からいよいよ剪定の作業が始まりました。

目次

研修レポート

梅の剪定

梅の剪定を教わりました。

この場合はこう。その場合はこう。こういう場合はこう。

と色々教わるのですが、矛盾している所もあり難しいです。

ししお

訳分からん

理由を聞くと「なるほど」と思うのですが、

詰め将棋のように順を追って切る枝を選んでいくかと思えば、

突飛な発想で大胆に切る場合もあり、(゜Д゜)ポカーンでした。

開心形の梅の剪定

  1. 最初に主枝の先頭となる枝(新梢)を決め、それより上の枝は切る
    • 一番高いところに栄養が引っ張られる
    • 根に近いところに強い枝が出やすい(←上と矛盾していると思うが。。。)
  2. 主枝の先頭を決めたら三角形になるように下の枝を切っていく
  3. 徒長枝、内向枝は切る
    • 桃の場合、弱い枝なら主枝を陽から守る用に残しても良い
  4. 梅は去年の新梢に来年実が付く(桃は今年の新梢に来年実が付く)
  5. 主枝の先頭より強い枝は切る(主枝の先頭より高い枝を残さない)
  6. 新梢の切り返しは半分まで(強く反発して伸びる)
  7. 伸ばしたい枝は強く切り、伸ばしたくない枝は切らない
  8. 亜主枝は50cmくらいの間隔で左右交互に作るのが理想
  9. 陰になると枯れるので他の枝の陰にならないようにする
  10. 亜主枝が主枝より強く(太く)なると親負けするので、対応が必要
    • 亜主枝以外でもメイン枝と同等の太さの枝は何かしら対応が必要
  11. 他いろいろ
梅 剪定前 徒長枝でごちゃごちゃ
梅 剪定後 きれいさっぱり

桃の剪定

桃の剪定も梅と同様なのですが、

実が付く枝が、

梅・・・去年の新梢(短果枝)

桃・・・今年の新梢

の違いがあるので、切る枝残す枝が変わってきます。

桃(開心形) 剪定前
桃(開心形) 剪定後

ここの桃は主幹形の木もあるのですが、

木が古く、近々植え替える予定なので、

樹形を作るというよりも、

来年いくつかでも実が採れれば良い、

という考えでいらない枝だけ切っていく、

という感じでした。

主幹形の桃の木

主幹形で仕立てるとどうしても下の方の枝が陰になり

枯れてしまうため、とぐろを巻くように上に上に残っていきます。

こうなると管理がしづらくなってしまいますので、

現在は主幹形ではなく、開心形で仕立てるのが主流となっています。

柿(成り年と裏年)について

今は柿の管理はしていないのですが、木はあります。

柿はよく成り年と裏年(ならない年)がある、と聞きますが

これは柿を収穫する際に枝を折っている事が原因です。

柿は先端から伸びた枝に実が付きます。

なので収穫するときに枝を折ってしまうと、

翌年は実が付く枝がなくなっているので取れなくなります。

柿もきちんと剪定すれば毎年実が付くそうです。

イチゴの苗移動

先週に続き、イチゴの苗を炭酸ガスでダニの駆除をしました。

いちごの苗のダニを駆除

座学(生食用ぶどうと加工用ぶどう)

土曜日に神戸ワイナリーにて座学がありました。

内容は

・生食用ぶどうと加工用(ワイン)ぶどうについて

・NOSAIひょうごの保険

でした。

ぶどうについての仕立て方や台木、種苗法など

とても為になるお話が聞けました。

所感

先週の土曜日から冬の剪定作業が始まりました。

梅と桃を教わりましたが、似ているようで若干

異なる事もあり、混乱してしまいます。

剪定は果樹をやっていく上で最も重要な作業のひとつで

1年目は何もできずに

2年目で分かりかけるも

3年目でまた分からなくなり

と聞きます。

年間を通して木を見ていかないと

なかなか難しいと感じました。

研修レポート21

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