果樹の新規就農研修レポート36 と 遂に始まる?!

研修レポート36

今週も「こうべ果樹の就農学校」研修のレポートをします。

目次

研修レポート

桃の定植

先週の続きで桃(岡山大玉白鳳)の苗木を定植しました。

古くなり枯れた木の伐採跡や、

植え替えした幼木がうまく根付かず枯れてしまった所に

新しく苗木を植え付けしました。

アズミン(400g)ようりん(400g)セルカ(800g)と

堆肥(80kg)を耕耘機で混ぜて根鉢を作り苗木を定植します。

桃の苗木を補植

植えた後、乾燥防止のため籾殻を根鉢いっぱいに入れます。

チンゲンサイの定植

空いているビニールハウスで軟弱野菜の

研修ができる事になり、チンゲンサイの苗を定植しました。

昨夏トウモロコシを収穫後、放置されていて

土がカッチカチになっていたので、

セルカ(7kg)レオユーキ(7kg)堆肥(80kg)を入れて

耕耘機で耕します。

カチカチの土に堆肥と土壌改良材を入れて耕す
耕した後、畝立て

苗を植える穴を空けて、殺虫剤(モスピラン)を入れます。

苗を植える穴に殺虫剤(モスピラン)を入れておきます
チンゲンサイの苗を植えて、たっぷり水やり

当面、研修生で当番を決めて、朝と夕方の窓の開け閉めと

水やりをしていましたが、

後に、温度センサーによる窓の自動開閉システムと

スミサンスイと電磁弁を使った自動灌水システムを設置しました。

これにより、完全放置でチンゲンサイが育つ環境となりました。

ししお

楽すぎる

温度センサー20℃で窓openし10℃で窓closeする設定
電磁弁で1日3回決まった時間に散水する
スミサンスイでハウス全体にシャワー

梨の定植

梨(なるみ)の苗木を定植しました。

まず、バックホーで穴を掘って古い木の根っこを取り除きます。

バックホーで古い木の根っこを掘り出す

掘った穴を埋め戻し、堆肥と土壌改良材を入れて、

耕耘機で土を耕してから、根鉢を作り梨の苗木(なるみ)を

定植します。

堆肥や土壌改良材は桃と同じ物、分量です。

根っこを剪定し、放射上に広げて植える
主枝にしたい方向の芽の位置で切り返す

梨の定植は全部で90本。

今週は18本の定植しましたので、残り72本。

先は長い。。。

ぶどうの芽傷処理(やり直し)

先週、ぶどうの新梢に芽傷を入れましたが、

傷が浅い箇所が多数あり、新芽が出ない可能性が

ある為、全て見直しと芽傷の入れ直しをしました。

芽傷が浅い(これではただ表面を傷つけただけ)
うまく入れた芽傷からは水が滴っていて形成層まで届いている事が分かる

作業した後にこうした見直しや、やり直しする事が

多々あります。

最初にキチンとやっておけばしなくても良い作業で

非常に無駄な作業です。気を付けなければ。。。

トラクターにブロードキャスター取り付け

来週、肥料を撒く予定なのでトラクターに

ブロードキャスター(肥料散布機)を取り付けしました。

トラクターの耕耘機を取り外す
ブロードキャスターを取り付け

トレンチャーエンジン始動

ブロードキャスターを倉庫から出すために

トレンチャー(溝掘機)を移動する必要があり、

ついでにトレンチャーのエンジンのかけ方を

教わりました。

これがあれば暗渠排水パイプ用の溝が簡単に掘れます。

トレンチャーエンジン始動

レトロな感じがなんか良い。

宮崎さんのアニメに出てきそう。

所感

今週は桃、梨、チンゲンサイと定植が多い週でした。

穴を掘る為にバックホーに1日中乗って腰が痛く

なりましたが、バックホーの扱いもだいぶ上達し、

思うように操作できるようになったので、楽しめました。

来週は梨の定植の続きと、ブロードキャスターを使って

肥料(こうべハーベスト)を撒く作業が予定されています。

いよいよ始まる?!

まだ農地の貸借利用権設定が済んでおりませんが、

研修先のご厚意で今週土曜から一週間、

バックホーを貸して頂けることになりました。

借りる予定の農地はオーナー様が既に草刈りを

して下さっている状態ですが、長年耕作放棄されて

いた農地なので、土がカチコチになっていると思われます。

また元が田んぼだったため、水はけ対策が必要なので、

バックホーを使って土をひっくり返す作業と、

暗渠排水・明渠排水の溝を掘ろうと思います。

刈払機と道具一式、買い揃えました。

軽油タンクは貸してもらうバックホーの燃料を入れるため

さぁ、これからいよいよ始まります!

今度こそ、どんでん返しがないことを切に切に祈ります。

研修レポート36

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