今週は金曜が大雨のため研修中止になりました。
月曜から木曜の研修をレポートします。
研修レポート
ぶどうジベレリン
ぶどう(紫玉、ハニーレッド、キングデラ)のジベレリンをしました。
ジベレリンは無核化(種抜き)と大粒化の効能がありますが、
もしジベをやらないと粒が落ちてしまい軸だけになってしまいますので、
ぶどうには必須の作業です。
なので、逆に種ありぶどうをどうやって作っているのか分からない
と講師の方はおっしゃいます。
ジベレリンは2回行います。
1回目は満開~満開3日以内に行う必要があるのですが
当然の事ながら、満開の時期が揃いません。
なので、1回目のジベレリンは2回に分けて行います。
1-1回目では満開になっている房のみを対象に
ジベしていきますが、1ー2回目で再び処置して
しまわないように食紅で色づけします。
このせいで全身返り血を浴びたように真っ赤っかになります。
3~4日後に、1-2回目のジベを行います。
本当はこの時も満開になっている房だけを処置するのが
望ましいのですが、そうすると2回目のジベも複数回に
分ける必要があり、非常に手間がかかりますので
1-2回目のジベでは満開になっていない房も処置します。
尚、2回目のジベ処理は1回目から約10日後に行います。
1回目のジベでは薬剤は以下の濃度で調合します。
- 蒸留水 2リットル
- ジベレリン 50ミリグラム(25ppm)※キングデラは50ppm
- フルメット 10ミリリットル(5ppm)
- 食紅
水道水はカルキが入っているので、カルキ抜きを使うか
前日に汲み置きしてカルキを抜く必要があります。
ぶどう誘引棚支柱修理
シャインマスカットの誘引棚を支える支柱が年々沈み込み
かなり低くなっていたので、支柱を支えている束石の上に
さらに束石を重ねて高く持ち上げました。
上がったのは10cmほどですが移動がだいぶ楽になりました。
ぶどう誘引、巻きヒゲ取り
ぶどう(紫玉、シャインマスカット)の誘引や巻きヒゲ取りは
合間の時間で都度都度行っていますが、数日の間に
また伸びてきますのでキリがありません。
しかし放置するとポリ屋根と主枝の間がモシャモシャの状態になり
日光が当たらなくなってしまうので、手間を惜しまず
やらねばなりません。
トウモロコシ受粉
トウモロコシの雌花が大きくなってきたので
雄花を揺すって受粉させてやりました。
梅収穫
遂に今年初の収穫です!
最初は梅。
かなり大きな実もあり、豊作でした。
ここから秀品と良品、廃棄に選果していきます。
良品の梅を1Kg頂きましたので、
梅シロップを作ってみました。
梅1Kgに氷砂糖1Kgだけで他は何も入れません。
リモコン草刈り機実演
『無線遠隔操作斜面対応フリーグラスチョッパーspider』
の実演を見学しました。
かなりの急斜面でもウインチを使って縦横無尽に走り
草刈りできる優れものです。
急斜面の草をガシガシ粉砕していく様子はこちら ↓
所感
ジベレリン
ぶどう栽培の最重要作業ジベレリンが遂に始まりました。
開花時期が品種によって異なるため、開花状況と天気とを
にらめっこしながら、これから毎日ジベレリン処理になります。
草刈り機
リモコンで操作でき、急斜面でも縦横無尽に走りまわれて
刈った草は粉々に粉砕してくれるspiderはかなり価値があります。
無論、お値段も性能に見合った価格となっております。
大きい方が800万円、小さい方が400万円だそうです。
バッテリーで動くシャコシャコ刈ってたアイツは600万です。
絶対無理
研修期間
早いもので6月に入り、研修期間も残り1ヶ月です。
残り期間、少しも取りこぼさないよう学ばねば( -`ω-)キリッ
番外編
最近ツバメが建屋の中に入って来ることが良くあります。
恐らく巣を作る場所の偵察をしていると思うのですが、
間抜けにも自分で出られなくなっていたツバメを
素手で捕獲しました。
この後、外に逃がしてあげたのですが
去り際に手にうんこをかけられました。ヽ(`Д´#)ノ
恩を仇で返すとは。。。
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