果樹の新規就農研修レポート46

今週の「こうべ果樹の就農学校」の研修をレポートします。

目次

研修レポート

桃の袋掛け

フルーツフラワーパークの桃園では無袋栽培なので

桃の袋掛けはできないのですが、

神戸ワイナリー近くにある果樹団地で桃を1町3反

栽培している農業法人で桃の袋掛けの研修をさせて頂きました。

ここでは二重になった袋を使っていて、

外側の袋が遮光になっていて桃を白いまま大きくして

収穫の1週間前に外側の袋だけを取り外し、

色をつけているそうです。

二重になった袋
外側の袋の内側が黒く遮光になっている

5時間ほどの研修で500枚かけることができましたが

ここでパートしているベテランの方なら1200枚/日

かけるそうです。

桃、梨園に防蛾灯設置

フルーツフラワーパークの桃、梨は無袋栽培なので

蛾にさされないように防蛾灯を設置します。

1本3万円もするそうです。(゜_゜;)

桃園の防蛾灯
梨園にも吊す

イチジク植替え

前にイチジクの苗をポットに植替えて養生したのですが、

その第2陣が到着したので、同様にポットに植替えました。

品種は今回も桝井ドーフィンとサマーレッドです。

自動灌水シャワーペンを設置

1年間温室で養生して農家さんに出荷します。

ぶどうジベレリン

今週もジベレリンの作業に多くの時間を費やしました。

シャインマスカットの1-2回目、キングデラの2回目です。

キングデラの2回目はジベレリン50ppm、硫酸マンガン14.5ppm

でフルメットは入れません。

シャインマスカットの1-1回目が遅れたのか、実がなくなって

棒だけになっている房がたくさんありました。!(꒪ꇴ꒪〣)ガーン

ぶどう摘粒

ぶどう(ハニーレッド)の摘粒をしました。

ぶどうの房を粒が大きくなった時をイメージして

粒を抜いていきます。

1房辺り25粒~30粒くらいにするのですが

これも冬の剪定と同じでセンスが問われます。

上から車あたり4~3粒、3粒、2粒、1粒と

徐々に先に行くほど減らしていきます。

←摘粒前 摘粒後→

所感

桃の袋掛けをやってみてこれを一人でするのには

限界があると感じました。

仮に1日1,000袋掛けれたとして、

例えば100本の木を植えたとしたら、

1本辺り300個×100本で30,000個の

袋を掛けるには30日かかります。

終わる頃には収穫時期になってしまいます。Σ(ll゚Д゚ll)

さらに、ぶどうのジベレリンの時期とも被ります。

人を雇えば良いのですが収入が安定するまでは

それもできません。

まずはできる範囲(本数を程々にして)で

始めるしかありません。

利用権設定

農地の利用権設定の下記書類が揃ったので、

木曜に三宮の農業委員会に行って提出してきました。

  • 利用権設定申出書(農用地等貸付申出書、農用地等借受申出書)
  • 営農計画書
  • 研修修了書(見込み)

因みに新規就農に係る利用権設定は以下の手順で進みます。

※神戸市の場合

  • 毎月10日までに利用権設定申出書と営農計画書、研修修了書を提出
  • 毎月20日前後に開催されている地区連絡会にて面談
  • 月末の月例総会に上程
  • 翌月下旬頃に公告
  • 上記を経て1年間適切に営農できたら農地基本台帳へ登録(農家認定)を依頼する

次は、②の面談に進みます。

順調にいけば7月末頃に利用権の設定が完了し、

いよいよ農地が正式に借りられるようになります。

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