今週の「こうべ果樹の就農学校」の研修をレポートします。
研修レポート
桃の袋掛け
フルーツフラワーパークの桃園では無袋栽培なので
桃の袋掛けはできないのですが、
神戸ワイナリー近くにある果樹団地で桃を1町3反
栽培している農業法人で桃の袋掛けの研修をさせて頂きました。
ここでは二重になった袋を使っていて、
外側の袋が遮光になっていて桃を白いまま大きくして
収穫の1週間前に外側の袋だけを取り外し、
色をつけているそうです。
5時間ほどの研修で500枚かけることができましたが
ここでパートしているベテランの方なら1200枚/日
かけるそうです。
桃、梨園に防蛾灯設置
フルーツフラワーパークの桃、梨は無袋栽培なので
蛾にさされないように防蛾灯を設置します。
1本3万円もするそうです。(゜_゜;)
イチジク植替え
前にイチジクの苗をポットに植替えて養生したのですが、
その第2陣が到着したので、同様にポットに植替えました。
品種は今回も桝井ドーフィンとサマーレッドです。
1年間温室で養生して農家さんに出荷します。
ぶどうジベレリン
今週もジベレリンの作業に多くの時間を費やしました。
シャインマスカットの1-2回目、キングデラの2回目です。
キングデラの2回目はジベレリン50ppm、硫酸マンガン14.5ppm
でフルメットは入れません。
シャインマスカットの1-1回目が遅れたのか、実がなくなって
棒だけになっている房がたくさんありました。!(꒪ꇴ꒪〣)ガーン
ぶどう摘粒
ぶどう(ハニーレッド)の摘粒をしました。
ぶどうの房を粒が大きくなった時をイメージして
粒を抜いていきます。
1房辺り25粒~30粒くらいにするのですが
これも冬の剪定と同じでセンスが問われます。
上から車あたり4~3粒、3粒、2粒、1粒と
徐々に先に行くほど減らしていきます。
所感
桃の袋掛けをやってみてこれを一人でするのには
限界があると感じました。
仮に1日1,000袋掛けれたとして、
例えば100本の木を植えたとしたら、
1本辺り300個×100本で30,000個の
袋を掛けるには30日かかります。
終わる頃には収穫時期になってしまいます。Σ(ll゚Д゚ll)
さらに、ぶどうのジベレリンの時期とも被ります。
人を雇えば良いのですが収入が安定するまでは
それもできません。
まずはできる範囲(本数を程々にして)で
始めるしかありません。
利用権設定
農地の利用権設定の下記書類が揃ったので、
木曜に三宮の農業委員会に行って提出してきました。
- 利用権設定申出書(農用地等貸付申出書、農用地等借受申出書)
- 営農計画書
- 研修修了書(見込み)
因みに新規就農に係る利用権設定は以下の手順で進みます。
※神戸市の場合
- 毎月10日までに利用権設定申出書と営農計画書、研修修了書を提出
- 毎月20日前後に開催されている地区連絡会にて面談
- 月末の月例総会に上程
- 翌月下旬頃に公告
- 上記を経て1年間適切に営農できたら農地基本台帳へ登録(農家認定)を依頼する
次は、②の面談に進みます。
順調にいけば7月末頃に利用権の設定が完了し、
いよいよ農地が正式に借りられるようになります。
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