2022年5月21日(土)岡山県の三徳園で
「晴れの国おかやま就農セミナー&相談会」
がありましたので、参加してきました。
午前は就農セミナー、午後から個別就農相談会の2部構成となっていて、
岡山県が新規就農に力を入れているのが伝わりました。
私の住む町では桃の生産者がいないので、桃での新規就農は一旦諦めるように
普及センターに言われましたが、となりの岡山県の桃農家さんと繋がる事ができれば、
この町でも桃で新規就農の道が見えてくるのは無いか、との期待を胸に
参加してきました。
晴れの国おかやま就農セミナー&個別相談会
就農セミナー
就農セミナーの部にありました先輩新規就農者の体験談について、
正直、個人の体験談は個々それぞれ環境や境遇が違うので、
あまり参考にはならないだろうと高を括っておりました。
しかし、全くそんなことはありませんでした。この日一番の収穫でした。
お話も上手で聞きやすく、何より今自分が感じている疑問や納得できないことなど
共感できる話が多く、それにどう立ち向かわれたかなど参考になる話ばかりでした。
もし、このようなセミナーに参加されようとしている方がいらっしゃいましたら
個別相談会だけではなく、是非とも先輩就農者の体験談を聞く事をお勧めします。
個別相談会
午後の個別相談会は、各自治体ごとにブースが設けられていて、
自分が就農したい地域や作物によって、該当するブースに案内してもらえます。
私は、地域の指定はなかったので、桃の産地のブース3つと新規就農の総合ブースに
案内いただきました。
結論を先に申しますと、個別相談会は惨敗でした。
頂戴したお言葉は、
- 桃は止めといた方が良い
- 年齢が50才未満で無いと研修受け入れは厳しい
- 生半可な気持ちでは務まらない
- 研修受け入れ側に気に入られることができなければなりません
- 今の仕事が辛いから、農業にとか考えていませんか?
- まずは情報を集めて頂いて・・・
- 直接現地に足を運んで見学や手伝いなどから始めてみては
こんな感じでした。
まず、「桃は止めといた方が良い」とのアドバイスですが、
桃の産地で有名な岡山でもこれを言われるとは、びっくりでした。
理由は、桃はぶどうと違って手順のマニュアル化ができておらず、
ベテラン農家でも年によって当たり外れが多いそうです。
また、実がなっても実際に収穫できる量は6割程度と低く、途中で
落ちてしまう率が非常に高いそうです。(ぶどうは9割収穫できるらしい)
初期費用はぶどうと比べ安く済みますが、安定的な収入が見込めるぶどうと違い、
リスクの高い作物なのでお勧めはできないとの事でした。
(゜◇゜)ガーン
情報としてはありがたいのですが、聞きたくなかったというか、
やっぱり桃農家になるのは夢物語なのか、暗澹たる思いに陥ります。
次に「直接現地に行って見学や手伝いをしてみては・・・」ですが、
具体的には、定期的に体験ツアーなどを催しているので、こういった機会に
参加いただいて、農家さんに気に入って頂けたら、
何かしら話が進むかもとの事でした。
体験ツアーに参加する所までは良いのですが、その先が曖昧というか、
なにかはっきりとしませんでした。
まずは、この体験ツアーに参加してみないと、感じが掴めないので、
近々、参加してこようと思います。
「年齢が50才未満でないと研修受け入れは厳しい」については、
自治体によっては55才まで受け入れ可能な所もありますが、
今回、私が相談した自治体は50才未満を対象としておりました。
上記以外のお話は、・・・・。コメントは控えます。
全体を通じての所感
参加してみて、とても参考になる話がたくさん聞けて良かったです。
中には、こちらの覚悟とか本気度、受け入れ農家さんに気に入ってもらえるか、
など、なんと返答すればよいのか分からないことを話される事もありましたが、
きっとこのようなセミナーなどになるべくたくさん参加して、玉石混交の中から、
自分に合う有益な情報を得ることができれば良いのかなぁと感じました。
この度は、前日に急にお電話したにもかかわらず、快く迎えていただき、
公益財団法人岡山県農林漁業担い手育成財団、岡山県農業経営・就農支援センター
関係者の皆様、誠にありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (6件)
50歳未満ていう条件があるんやね・・・。
猪男くんがその第1号になったらエエやん(^-^)
いつも応援いただき、本当にありがとうございます。
やはり未経験者がいきなり農家にはなれないと思うので
研修受け入れてもらえる所を探してみます。
嫁さんとも話してたんだけど、1年で収穫できる野菜から始めてみるのもいいんじゃないかな?
果物に拘るんじゃなくて、まずは収穫することの喜びを覚えて、それから今後進んでいく方向を決めていくのもいいと思う。
そうですよね。
果樹は時間がかかりますし、はやく収穫できる野菜から始めるのは
県の普及センターとも話し合っています。
どうしても私の気持ちが先走りがちなので、空回りしている感はあります。
糖度の高い野菜のように、果物でも野菜でも、拘れば拘るほど、極めれば極めるほど、いいものは出来ます。
いい物が出来れば、市場にだって出品できるし、出品者の名前も知れ渡るので、何でもいいので頑張ってチャレンジしてみてください!!(^o^)/
ありがとうございます。
気持ちばかり焦りますが、頑張ります。