脱サラから新規就農の難しさ

新規就農の難しさ

昨今、脱サラして田舎に移住して農業などやりながら、ゆる~く生きていきたい、

と考えている人は、少なくないのではないでしょうか?

もう充分会社に奉公したし、これからは自分のしたいようにしてみる、

と考えている方に向けて、このブログがその一助になれば幸いです。

目次

スローライフを夢見て脱サラ

数年前からFIREなんて言葉が流行りだし、国も老後2000万円問題に絡めて

「貯蓄から投資へ」なんて言い出すもんだから、

私も柄にも無く、積立NISAやIDECOなどを始めました。

昨年末まではこれが順調に育っていたので、脱サラし農業への転職という

決断ができた、という側面は少なからずあります。

今年に入ってからのS&P500とNASDAQの暴落があることが分かっていれば

違う選択をしていたかも知れません。

60歳すぎてSEという仕事を続けるのはしんどいと思っていたので、

70歳、80歳までできる仕事にジョブチェンジするのは、早いほうが良い

と考えていました。

脱サラして1ヶ月半が経ちましたが、もう既に情緒不安定になっています。

やはり、私は働いていないとダメなようです。(メンタル弱し)

こんなこと想像だにしておりませんでしたが、仕事が無いと言う状態は堪えます。

もし、同じように脱サラしたいとお考えの方は、こういう人もいるんだなぁ、

くらいのご参考までに。

見通しが甘かった事業計画書

会社を辞める前に、自分なりに事業計画書を作っておりました。

これが、iPadに手書きした事業計画書。

事業計画書

これでなぜいけると思ったのか、今となっては不思議ですが、

このときは、結構これでいけそうと、割とまじめに思っておりました。

要は、農業はど素人なので、農産物を売って儲ける収入をあまり期待しておらず、

ブログや動画配信での収入を目論んでおりました。

初期投資をほとんどかけずに収入が見込めるネットビジネスを平行することで

異業種に飛び込むギャンブル性を低くできると考えておりました。

が、やはりこれも甘くは無いです。

このブログは始めてまだ1ヶ月半ほどですが、Googleアドセンスの審査に

2回落ち、まだ合格しておりません。

ページ閲覧数も、ほとんどが自分のアカウントからで、Google検索でクリック

された件数は、わずかに1。(←どなたか存じませぬが、ありがとうございます)

まだ農作業ができていない(即ちスタートラインにすら立っていない)ので、

動画配信に至っては1本もアップできておりません。

やはりお給料を頂くのでは無く、自分自身で稼ぎ出すことはとても難しい事です。

新規就農者の高い壁 農地法第3条

これから脱サラし新規就農をお考えの方が、一番の高い壁になるのが農地の取得だと思います。

私はここで躓いていて、まだもがき苦しんでおります。

もちろん、耕作するための知識やスキルの習得など、未経験者が新規就農するためには

高い壁がいくつもあります。

新規就農について調査していると、「まずは情報集めしてください」みたいなサイトに

出くわします。

情報を集めようとしているから、そのサイトを見ているのに、情報を集めてください

と言われても・・・みたいなことが本当に多いです。

話が逸れますが、SEやっていた時に後輩や外注の作ったプログラムで、

「エラーが発生しました」みたいなエラーメッセージを出す人がよくいました。

↓こういうの

全く意味の無いエラーメッセージ

メッセージボックスに赤い×マークを出した時点で、エラーがある事はユーザーに伝わります。

メッセージには、何でエラーになっているのかと、どう修正すれば良いのかを表示しないと、

ユーザーはシステム部門に問い合わせをするしかありません。

このメッセージは、ユーザーからも運用するシステム担当者からも無駄な時間を奪う、

どうしようなく極悪なプログラムです。

日々このようなエラーの問い合わせに明け暮れ、忙しい忙しいというシステム開発者は

自分の首を自分で絞めている事に気づくべきです。

農地の問題にしても、全国の遊休農地をデータベース化して、

借りたい人がネットで検索、貸借依頼ができるようになっても良い

と思うのですが、なぜにそんなに敷居を高くしているのか、理解に苦しみます。

現在の活動状況

農地(田んぼ合計3反)付きの古民家を地元不動産屋さんに紹介いただきました。

農地付きの物件を購入する場合、農業委員会の許可が必要となります。

農業委員会に申請する前に、地元の役場・役所にあらかじめ相談しておくと

良いと思います。いろいろアドバイスや取得の可能性など教えて頂けます。

町役場の農林振興課に農地の取得が可能か相談しました所、

「農業委員会の許可は下りないだろう」との回答でした。

諦めきれず、県の農業改良普及センターに相談しました。

県の農業改良普及センターの担当者様から、町役場の農林振興課の担当者様にご連絡いただき

もう一度、何か良い方法がないか、調査・検討くださいました。

結論としては、今年の取得は難しいけれど、来年なら取得できるかも知れない、との事。

首の皮一枚繋がったような状態です。

また、この物件の地区を統括されている農会長様を尋ね、直接お話させて頂き、

使っていない畑がいくらでもあるので、貸していただける事になりました。

貸して頂ける農地

果樹を植える事はできませんが、少し前に進めそうです。

お力を貸して頂きました皆様、本当にありがとうございます。

ここで何を作るか、これから町役場の担当者様と県の普及センターの担当者様と

相談しながら進めていこうと思います。

農地の取得に何度も失敗し心折れていたとき、この町での就農をあきらめ、

隣の岡山県に行こうかと考えた事がありました。

岡山県では新規就農支援が手厚く、私がやろうとしている桃の新規参入のサポートもありました。

ご参考までに、リンクを貼っておきます。

また、神戸でも果樹の新規就農研修生を募集しており、参加したかったのですが、

研修は4~5日/週、1200時間以上/年あり、家から通うには片道2時間かかるため、

交通費や時間を考え、泣く泣く断念しました。

こちらもご参考までにリンクを貼っておきます。

こちらのご担当者様にも、いろいろご相談に乗って頂きました。

ありがとうございました。

まだ何も始まっておりませんが、少しでも前に進んでいけるように

頑張ります!!

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